今回は総じてある意味「世にも奇妙な物語」らしかったです。ブラックジョーク風味を堪能できました。ちなみに前回の感想はこちら。
- 『爆弾男のスイッチ』
- 主演:市原隼人、本郷奏多
- 原作:石黒正数「スイッチ」
「主人公は偶然出会った同じ大学の学生に奇妙なもの渡される。それは彼自身の体に埋め込まれた爆弾のスイッチだと言うが…」
同じ人相でも雰囲気によってああも変わるものですねー。主人公役の市原隼人も素なのかどうかわかりませんが、テンパった感じが良く演技されていました。そしてラストの超笑顔っぷりがまた素晴らしい(笑)。「心に爆弾を抱えていたんでしょうかねぇ」ってそういうオチをつけるか!(笑)
- 『輪廻の村』
- 主演:伊東美咲
「編集長の命令で、イヤイヤながらも奇妙なタレコミの裏づけ取材に向かった主人公だが……」
戦争マニア(違う)の子供が出てきたときにまず思ったのが、特定筋から軍靴の音が~という批判がくる!と(苦笑)。オチのひねりは「よにきみょ」らしい話。ラストシーンはちょっと弱かったですね。2chで誰かが書いてましたが、主人公が恨みに思っている相手が出てくれば、タイトルがもう一つ意味を持つようになり、深みが増したかと。
- 『クイズ天国 クイズ地獄』
- 主演:石原良純、遊井亮子
「最近くだらないクイズ番組ばかりやっている!と憤る主人公だったが…」
こんな世界ヤダ(笑)。いろんなクイズ番組のパロディのオンパレードで、しかも「CMです」でホントにCMに入るあたりは一種のアイロニーか。とどめにこの一連のクイズ全体もクイズ番組で、哀れ地獄行きと。ところでアルファベットの問題はちょっと気になりました。落ち着いて考えてみると、
「アルファベットの最後の文字は」→「ト」
「アルファベットの最後のスペルは」→「Z」
「アルファベットのスペルの最後は」→「t」
という感じでしょうか。これでも厳密な表現ではないのでややアンフェアかも。
- 『真夜中の殺人者』
- 主演:相武紗季、鈴木亜美
- 原作:中井紀夫「夜の殺人者」
「しつこく言い寄ってくる男に対し、『驚かせるような大きなことをしたら考えてあげる』と断りがてら冗談で言った主人公に対し…」
今回の中で一番ヘン!な作品でした。いろんな意味で納得がいかない…… 鍵の問題とか、スパナ最強すぎは置いておいて、ラストがハッピーエンド風に終わってるのが、何かの皮肉かと首を傾げることしばし。後日談でもう一ひねりオチがつけれると良かったかも。
- 『ボランティア降臨』
- 主演:大竹しのぶ、高島礼子
- 原作:原宏一「ボランティア降臨」
「突然やってきた人の良いボランティアに感謝感激の家族の中、主人公は居場所を徐々に奪われ…」
ボランティアという魔法の言葉を掲げ、一言も文句を言わず、にこやかに頼まれごとをこなしていく様に不思議な恐怖を覚えました。終盤での「主婦は感謝されないが、ボランティアなら感謝される」というセリフでこれまでの行動に納得感を得つつも、ラストシーンでさらに。まああそこまでいくと恐怖を通り越して、笑いがこみ上げてきますが(笑)。ついでに2chみたら「なんだ、おまえらが普段見てるアニメと同じ設定か」と書かれていて苦笑。
総括としてはアイロニーが利いた作品が多かった印象です。特にマスコミに対するものが多く、ついに自虐ネタに走ったのかと思いました。でも自虐ネタができるというのは、自分を客観的に見れるということでもあるので良いことです。
まああんまりマジに自虐やられても困りますので、あくまでフレーバーとしてお話に面白おかしく取り込みつつ、末永くこの番組を続けてほしいですね。
